toiee Labのコウタです。 社内で「学習デザイン」を担当しており、日々「人の学び」について学び、教材の作成に取り組んでいます。

最近、本格的に学習デザインに取り組み始めて、 学ぶことが楽しくて仕方なくなりました。

学ぶことが楽しくなると、毎日ワクワクします。 ワクワクしすぎて、最近始業時間の2時間前に出社して、朝活で知識の探求をしたり、 夜中まで調べ物をするようになったほどです。

学習デザインは、学ぶことが好きな人にとって、最高の学習方法の一つです。 学習の質を向上させ、学ぶことが楽しい!と思えます。

この文章を読んで、「学習デザインを学びたい」と思ったら、 ぜひ一緒に学習デザインを学びましょう。そして、自分の学習に役立ててください。

学習デザインとは何か?

学習デザインとは、一言で言えば、「学習プロセスを作ること」です。 「学習プロセスを作る」は、大きく分けて、次の2つの知識を用いて行います。

  1. 知識の構造分析
  2. プロセスの設計

写真のワークショップを作る場合を例にして、学習プロセスを作るを考えてみましょう。

まず、「知識の構造分析」を行います。対象となる知識が、どのような成り立ちをしているのかを分析します。 一口に写真といっても、「構図」や、「レタッチ」「ライティング」、「テーマ」など、様々な知識で構成されています。 知識同士のつながりや、意味の探求を行って、構造を明らかにする作業になります。

次に、「プロセスの設計」を行います。学習者の状態をシュミレーションして、どのように学んでいくかを考えます。 写真講座で考えると、設定したゴール、例えば「良い写真が撮れるようになる」に向かって、分析してわかった知識の構造を元に、ワークを作って、的確なタイミングで振り返りを入れていきます。

これが、学習デザインをするということです。

「2つの知識」で、学習の質が上がる

先に述べたように、学習デザインは大きく分けて、

  1. 知識の構造分析
  2. プロセスの設計

という2つの知識で成り立ちます。 この2つの知識を学ぶと、学習の質が大幅に向上し、あらゆる分野の学習のアプローチが変わります。

「知識の構造分析」を行うと、知識を断片的に捉えるのではなく、「知識同士のつながりを見る」ようになり、プロセス設計を行うと、「自分がどう学んでいるか」に注意深くなるからです。

学習のアプローチがどのように変わるのか、具体例をあげてみます。

ずっと、残念な読書を続けていました

職場で、「本の虫」キャラになっている僕が、打ち明けられなかったことがあります。 それは、これまでずっと、「残念な読書」を続けてきたことです。

本を買って、目を通して、最初から最後まで読んだこと自体に満足し、3日後には内容のほとんどを忘れています。ひどいことに、本を買うことに満足している自分すらいます。

残念な読書をしていた時に、ドラッカーの『経営者の条件』を読みましたが、わかった気になりたいがために、表面だけさらって、理解した気になっていました。実際には、ちんぷんかんぷんで何も頭に入ってこず、もちろん、3日後には、何も憶えていませんでした。

本当に残念な読書です。今までの僕は、こんな残念な読書、残念な学習をひたすら続けていましたが、「学習デザイン」によって、学び方に大きな変化が起こりました。

知識の構造分析で、本の読み方が変わった

きっかけは、学習デザインをするために、「知識の構造分析」を行ったことです。 知識の構造を分析しようとして読書をするのと、なんとなく読書をするのとでは、アプローチが違います。

本から知識の構造を読み取る方法の一つは、「著者が、どのようなものの見方をしているかを読み解くこと」です。僕は、ドラッカーのものの見方を理解するするために、問いを立てながら探求を進めました。

具体的には、「なぜドラッカーはこんなことを書いたのか?どんな視点なのか?どんな歴史的背景なのか?強みなどの言葉の定義は何か?強みと成果をあげる能力のつながりは何か?」と、問いながら、本を読んだのです。

その結果、わかった気になることなく、自分なりに理解を深めることができるようになり、これまでまったく読めなかった『経営者の条件』を読むことができるようになりました。

今では、toiee Lab所長の亀田に「権限移譲と責任」といった内容についての意見を話して、議論をしています。

この読書体験以来、残念な読書をしなくなりました。

がむしゃらで、頭打ち

今度は、「プロセスの設計」をすると学びのアプローチがどのように変わるのか、事例を通して、お話しします。

僕は写真が得意です。人に写真を見せた時に「写真家ですか?」「写真関係の仕事をしているんですか?」と言われることもあります。

写真が上手であるためか、「写真を教えて」と頼まれることも多いです。

しかし、正直これまで、「なんとなく」あるいは「がむしゃら」に写真を学んできたので、何をどう教えればいいのかいまいちわからず、教えることができませんでした。それに、自分自身、長い間伸び悩んでおり、頭打をしていたのです。

写真に対する自信をなくしていたある時、写真ワークショップを設計することになりました。

「プロセスの設計」に取り組んで、学び方が変わった

写真ワークショップのデザインに取り組んで、「知識の構造分析」を行い、「プロセスの設計」を行う段階に入った時に、ある意識の変化に気付きました。

写真を撮る時に、「自分がどのように学んでいるか」に意識的に注意を払うようになったのです。

なぜ上達しないのかを理解して、学ぶ順番を変えて取り組んでみたり、「どんな写真が撮れたか?期待通りだったか?期待通りにいかなかったのなら、どうしてその結果になったのか?どんな風に構図を決めていたか?」と振り返りをするようになりました。

今なら説明できますが、「自分がどのように学んでいるか」に注意を払うようになると、行動した後、振り返って

ということを考えるようになります。これは学習のサイクルがぐるぐる回っている状態です。

さらに写真が上達し、対価をもらえるほどに

写真ワークショップのデザインをする中で、自分の学習プロセスに注目するようになった結果、頭打していたところから、さらに写真が上手くなりました。

実際に、写真の撮影をお願いされて、対価をいただけるくらい上達したのです。人が写真を学ぶプロセスを設計しているうちに、自分まで上達してしまうということが起こりました。

これまで「なんとなく」だったり「がむしゃら」に取り組んでいたところに、プロセスを考える意識が生まれたことにより、学習の質が上がり、効果的に学習できるようになりました。

FILM学習理論を学べば「学習デザイン」を学ぶことができる

このように、学習デザインを学ぶと、学習の質が向上するので、あらゆる分野を学ぶ時に、効果の高い学習をすることができます。

実は、僕は3年前から学習デザインに取り組んでいるのですが、どんどん学習できるようになったのは、ここ1年です。というのも、最初の2年ほどの間は、学習デザインについて何もわからず、理解することができませんでした。

ところが、FILM学習理論を亀田が体系化したことにより、「人がどう学ぶか」に科学的にアプローチできるようになりました。

つまり、学習に体系的に取り組むことができるようになったのです。

学習デザインを支えているのが、このFILM学習理論です。 FILM学習理論を学ぶことが「学習デザインで学ぶ」を実践する近道になります。

今すぐ「学習デザインで学ぶ」を実践するたったひとつの方法

とはいえ、今すぐ実践したい!という方もいると思います。 そこで、今回おすすめの方法を紹介して、この文章を終えたいと思います。

今すぐ「学習デザインで学ぶ」を実践するたったひとつの方法、それは、「人に教える」ということです。

「人に教える時、もっとも学ぶ」と「現代社会最高の哲人」「経営学の父」と呼ばれるピータードラッカーも言っています。

人に教えることは、「学習デザイン」をすることと同じです。人に教えようとすると、「何を」「どのように」学んでもらうかを考えることになりますから「知識の構造分析」と「プロセスの設計」を行うことになります。

本を読むときでも、「これを人に教えるとしたら?」と考えて読んでみてください。 きっと読書の仕方が変わります。

今日から「人に教える」あるいは「人に教えるつもりで学ぶ」を実践してみてください。 3か月後、6か月ご、1年後と振り返ったときに、自分の成長に驚くはずです。

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