Our Vision
toiee Lab の目指す世界
世界中の企業内、チーム内、学校、教室、コミュニティ、家庭で、『ティールなチーム学習の場』が生まれている状態を作ること
2022/01/30
経緯
私たち toiee Lab の始まりは、放課後の「お茶会 & 勉強会」です。
このお茶会では、主催の亀田(当時、大学の教員)が教えを披露するのではなく、集まった学生ひとり一人が主体性を持って自由に発言し、お互いから学ぶ場でした。
そこでは、空気を読んで「わからない」「自分は違う意見だ」という抑えるのではなく、「率直に、自分が感じたこと、考えていること、わからないと思っていることを発言」することを促される場所でした。そして、各人の理解度や、視点の違いをお互いに理解し合うことを通じて、多様な視点で課題に取り組む学びの場でした。
お互いの考え、視点、経験、レベルが違うからこそ、「学びが深くなる」経験を大いに楽しみました。
また、お互いの違いを認め合うというよりも、「違うから面白い」「違うことは、お互いの成長にとって必要不可欠である」ことも実感しました。
このような経験を通じて、私たちは
- より効果的な教育の方法論
- 多様性を重要視する文化の構築
- 相互理解(違うものを同質化せず、認め合う)
- 違いによる相乗効果
をもたらす「良い文化の中でのチーム学習」の可能性に、心をワクワクさせました。
そして、チーム学習を「実践的」かつ「体系的」に研究する toiee Lab を立ち上げました。数々のワークショップ設計、実践テスト、オンライン、オフラインのチーム学習を試してきました。
これらの活動を通じ、企業内に「チーム学習」を持ち込みたい、「学校に持ち込みたい」、教室に、コミュニティに、家庭に「良い文化のチーム学習」が、次々と生まれている世界を作りたいと願うようになりました。
気づけば、これが私たちの「ヴィジョン」と呼べるものになっていました。
ラーニング・ファシリテーター養成講座とヴィジョン
2018年から2019年にかけて、「良いチーム学習の場を生み出す」ためのラーニング・ファシリテーションの技能、知識を学ぶワークショップを開催してきました。また、同時期には、頻繁にオフラインでのワークショップを開いてきました。
これらのワークショップに参加された方々が、「今日のこのような学びの場を、自分のいる場所に持って帰りたい」とおっしゃることを聞き、とても印象に残っていました。
ワークショップのテーマは、インターネットの仕組み、意思決定、ライティング、写真、動画、プログラミングなど多様でしたが、共通する感想が「この学びの場(チーム学習)」の普遍的な良さに気づいていただけたことで、私たちの「想い」は確信に変わり、やがてヴィジョンに変わりました。
現在の取り組み
これまで、大きく3つの活動を行なってきました。
- ラーニング・ファシリテーション(チーム学習の場を生み出し、促進する)の体系化
- ラーニング・デザイン(チーム学習の場を生み出す、学習プロセスの設計)の体系化
- ラーニングの実践方法(オフライン、オンライン、各種ツール、ブレンデッドラーニングなど)の体系化
上記は、基礎研究にあたります。
今後は、企業や教育機関、市場ニーズに合わせた「具体的なサービス、プロダクト」を生み出し、ヴィジョンの実現に向け、行動を行なっていきます。