講座設計の裏側

限界を3回こえると、すごいことが起こる

こんにちは
toiee Lab 亀田です。

今、朝の4:35です。

眠れぬ夜を過ごしました。原因は・・・

        【注意】
せっかくなら、面白く読んでもらうためにと、工夫をしています。  
        その工夫が不快なら、私の文章能力の至らなさです。
        なお、ここで出てくる「小娘」を私は尊敬し、頼りにしています[(詳しくはこちら)](https://blog.toiee.jp/behind-behind-lab-378598318d14#.5w6qp1g5l)。  
        では、toiee Lab の日常のワンシーンをお楽しみください。

小娘に、ガツンとやられました

実は、昨日の夕方、toiee Lab スタッフの一人に、冷や水を浴びせられました。浮かれている気分のところに、バシャっとかけられ、

痛烈な一言を言われました。

「この音声は、セールスに使えません」
「しかも、聞いても意味がわからないし」
「何も学べなかった」

本当に腹が立ちました。
もちろん、「自分に」です。

自分の無能さに腹が立ちました。
腹が立っている自分の未熟さにも、余計に腹が立ち・・・
大変でした。

たった 90分 で学習の本質を理解する

事の発端は、「たった90分」というキーワードです。

toiee Labで研究してきた学習理論を広めたいと、熱烈に支持してくださる方々から、

『90分で、大事なことを学べる講座を作って欲しい』

しかも、

「ハウツーではなく、本質を伝えられて」
「明日から使えて、日常に役立てられるものを、持ち変えられるもの」
「11月19日に本格始動する『といてら』のメイン講座になるもの」

正直、

「都合良すぎでしょ!」
「適切な時間を作ってくれないと、学べるわけない」

と思いつつも、

「なんて、刺激的なチャレンジなんだろう!」

と思う自分がいました。

そして、「すごい学び方・濃縮編」を作り始めました。

自分の「専門バカっぷり」にウンザリ

この刺激的なチャレンジは、私の天狗の鼻を、ボキボキと叩き折られる連続でした。自分の専門バカっぷりと、未熟さを見せつけられ、久しぶりに、うんざりしました。

論文を書いて、どこかの大学に就職しなおして、研究室にこもり、専門書を書いて、講演会をするような、「大学研究者」の道に戻るべきか?とまで思いました。

ただ、このチャレンジのおかげで、ちょっとだけ、人として成長しました。

大学生相手に、四苦八苦

私の生徒には、上々でした

手始めに、大学の講義の中で、「学習の本質」を発見できるように、議論を中心とした90分の講義(ワークショップ)を作りました。

そして、テストをしました。

大学1年生とはいえ、さすがは、半年以上一緒に学んできただけあり、皆、しっかりと議論をして、面白い結論を得ていました。

テストは、上々。

これでいけると、思いましたが、、、直感的に、何か違うぞ!と思い、もっと厳しい条件でテストがしたいと思いました。

母校のゼミで、膝を折る

学ぶことに意欲的な学生、標準よりは考える力がある学生でテストすることを思いつきました。

そして、母校の研究室に連絡し、テストを行いました。

ところが、当時のままの、ゼミ室に入ってみて、驚きました。そこにいたのは、活発な議論も、熱い研究の話もしていない、フツーの大学生たちでした。

90分後、私は嫌な汗をかいていました

「すごい学び方・濃縮編」講座の、盛り上がりは、まぁまぁ。

一緒にいたスタッフは、

「社会で働いている人たちなら、もっと議論すると思いますよ」
「亀田さんから聞いていた、ゼミとは随分雰囲気が違いましたし」

と励ましてもらいましたが、私のプライドが許せませんでした。

「学生たちの眼を輝かせられないなら、何の仕事かわからない!」

私は、「講座設計をゼロからやり直す!」と決意しました。

撮影会前日に、再設計

このゼミでのテストをしたのが撮影会の前日。

撮影会とは、ラーニングファシリテーターの方々を招待して講座の体験と教材化のための撮影を行うイベントです。

今回は、東京から2泊3日で参加される方もいました。

来たる11月19日に最高のスタートを切りたい!と思うのは、私たちだけでなく、ラーニングファシリテーターの皆さんも一緒です。

そこで意を決して、徹夜をして「設計」をやり直しました。すでに設計した「議論型」を完全にゴミ箱に捨てて、体験型に路線変更を行いました。

そして、撮影会の直前に、30分の社内テストを行い、本番に臨みました。

良くはなったけど、最高ではない

撮影会が始まり、ある体験型ワークが始まりました(ボールを投げて、箱に入れるというワークです)。

そして、ワイワイ盛り上がり、あっという間に 90分が終わりました。しかし、ファシリテーターの人々が、浮かない顔をしていました。

何か、言いたげだったので、急遽、ディスカッションする場を作りました。そして、ファシリテーターからの質問、懸念、疑問を浴びるように受けました。

「すごく良かったけど、もう一声足りない」
「なんか消化不良。私が学んだような【本質を体感した!】みたいな感覚まではいかなかった」

などなど、どうしたらいいか?はわからないけど、

「これは、求めていたものではない」というフィードバックをもらいました。

限界を超えるチャレンジ

最近は、忙しく、帰宅が遅いです。

妻にも、子供にも、迷惑をかけながら、toiee Labと、といてらに、全力投球しています。

それなのに、撮影会後のディスカッションで、帰宅が11:00 になりました。家に帰ると、子供たちは寝ていました。

そして、その横顔を見ながら、改めて考え直しました。

「方向性は合っているが、何かが足りない」

そして、「自分がやってきた学習理論の本質とは何か?」と考え、思いつくキーワードを紙に書きなぐりました。そのキーワードの中で、釘付けになったのが

でした。

深夜、家族を起こしてしまいかねないぐらい、大声を出しそうになりました。

「そうか、そうか、わかった!」

予定を変更して、再撮影を強行

次の日も撮影会でした。

撮影会前に、toiee Labスタッフだけで30分で、改良した講座をテストしました。toiee Labスタッフは、ワーク自体は何度も体験し、すでに知識があるにもかかわらず、大盛り上がり。

「これは、何度受けても面白い!」
「すごい!本質を90分で感じてもらえるぞ」
「サッカーの指導に使いたい」
「仕事の会議でつかえるんじゃないか?」

などなど、大盛り上がりしました。そして撮影会を行い、結果は、大成功。

前日の不安、疑念もどこへやら。
みんな、ニコニコしていまいた。

ハッピーエンドでは、終わらない

興奮、冷めやらぬまま、「すごい学び方・濃縮編」のオーディオ教材を作成しました。

ワークショップの様子を想像できるように話し、疑似体験してもらって、そこから様々な発見ができるように、構成しました。

出来上がった音声を、自分でも聞いてみて

「うん、なかなかいい!」

と、OKを出しました。

話を戻して、昨晩のこと。

ここで、一回りも年齢が違う「小娘」にガツンとやられました。

オーディオを聞いた toiee Lab スタッフに、

「この音声は、セールスに使えません」
「しかも、聞いても意味がわからないし」
「何も学べなかった」

と滅多斬りにされました。

ゴミ箱に捨てる

この一言を聞いて、私は考え込みました。そして、ハラワタが煮えくりかえりました。

「スタッフの意見は正しい」

でも、どうしたらいいか?全く見当がつきません。彼女の主張を整理しても、

「これは、私が欲しいものではないし、使えなかった」
「でも、正解はわかりませんけど」

と言われて、何をどうしていいかわからなく、途方に暮れている自分に腹が立ちました。

打つ手なし・・・と。

時計を見ると、もう帰宅時間です。明日は、子供の遠足があるので、早く帰って、寝かせて、早朝にお弁当を作って(料理が得意なので・・・任命されてます)、、。

こんな人には、二度とフィードバックしたくない

私は、

「とにかく、これはボツだ」
「今作っている教材ページも削除してくれ」
「もう音声データも、全部ゴミ箱に入れてくれ」

とイライラしながら言いました。

この「ゴミ箱に捨てる」というのは、研究者時代からの儀式のようなものです。

自分の愚かさ(無知ということにすら、気づかなかった無知)に引きづられないように、せっかく作ったものも、二度と戻せないように「捨てる」儀式をします。

大学院の時に作った、プログラムコードも、何万行も、こうやって捨ててきました。

書き上げた論文も、ゴミにして、印刷したものも削除して、シュレッダーにかけて、削除してきました。

ただ、それを初めて見たスタッフは、「亀田さん、そこまでしなくても、、、」と感じたようです。

ミッション、ビジョン、働く意義

そのあと、研究室内は、ごたごたと議論が始まりました。

「私たちの顧客は誰か?」
「私たちのミッションは何か?」
「私が意義を感じている仕事は何か?」

などなど。

私は聖人君主でもない、小さな人間です。プライドも非常に高いです。ただし、誰かにイラついたり、人のせいにするようなことは、あまりありません。

しかし、僕が自分を許せなくて、イライラする様子を初めて見た若いスタッフたちは、口にはしませんでしたが、

「亀田さんは、専門バカだ」
「賢すぎて、わからない人のことが、わからないんだろう」

と言いたげでした。

最終的には、こんなことを言われました。

「こんな人には、もう二度とフィードバックなんてしたくない」

課題は「オンライン学習の方法論」

いろんな議論が噴出し、「何のためにオーディオを作るか?」という話で盛り上がる中、私は言いました。

「必要なのは意義や、ミッションじゃない」
「それは十分に知っているし、信じているし、大切にしている」
「今、必要なのは、『どうやって?』実現するのか?」

だと。

そして、得意の「都合のいい質問(クリエイティブ・クエスチョン講座参照)」を問いました。

「つまり欲しいものは、楽しく、引き込まれて聴いてしまう形式で、初学者が聞いてもわかりやすく、レベルが高い人が聞いても学びが得られる深みをもった伝え方は、どうすればできるか?」

「しかも、その方法は、すでに知っているはず」

都合の良い質問の威力

すると、一人のスタッフが言いました。

「対話形式は、どうですか?」
「『嫌われる勇気』のオーディオは、すごく聞きやすかったし、難しいことを話していると思うんです」

私は、思わず膝を叩きました。

「それだ!」

すぐに、プロトタイプ

まだまだ、疑いの顔をしているスタッフを説得するよりも、「見せた方が早い」ということで、私は唐突に話し始めました。

「ところで、学習とは何か?」
「なぜ、注意を払わなくてはいけないのか?」
「そもそも、学習について考えたりしないよね?」
「でも、それがすごく重要なんだ」
「何故なら・・・・」

と始めました。

すると、みんなが「面白い、面白い」と引き込まれ、あるスタッフが聞き役になり、「あえて、反対の立場を維持して反論する」ということをしました。

そして、10分ほど話して、大盛り上がりしました。その時のテスト音声がこちらです。(音質が非常に悪いですが、どうぞ)

すべての人に知ってほしい

今日から、「対話形式」で、toiee Lab が研究してきたことを、可能な限り、絞り出して、限界まで出してみようと思います。

私の知力の限界を出すことができれば、また新しい知識が入ってきます。

そうやって全身全霊を傾けた音声は、すべての人に聞いて欲しいと思っています。子育てから、部下の教育、自分の人生のために、本当に役立つと信じています。

出来上がったら、これまた「マーケティングの限界」にチャレンジしようと思っています。それは、toiee Labの秘伝である「研究成果」が詰まった対話音声を、無料で配れる仕組みを作る事です。

詳細は、決まり次第お伝えします。
お楽しみに。



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