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パラグラフ・ライティングの例

ここでは「パラグラフ・ライティング」を実行するプロセスを紹介します。パラグラフ・ライティングについては、以下の教材をご覧ください。

ステップは以下の通りです。

  1. 内容の方向性を決める
  2. 主張リストを作る
  3. 一番伝えたいことを決める
  4. 主張リストの構成を作る
  5. パラグラフ・ライティングする
  6. パラグラフを洗練させる
  7. メタ振り返り

Step1. 内容の方向性を決める

文章にしたいことを「ランダムアウトプット」します。しっかりとした構成を作るのではなく、「話す内容の要素」や「関連情報」をアウトプットします。

具体的には、

例えば、以下のような「小学生の日記」のような文章を書き出します。ここからスタートしても、十分に良い文章が作れます。

今日、思い立ってスターバックスに行くことにした。なんとなく、何にしようかなーと思って、悩んでいたら、ふと今日は蒸し熱いし、アイスコーヒーだなと絞り込んで、そうだ、コールドブリューを試してみようと思った。前に、同じシチュエーションだった時、在庫切れって言われたことを思い出した。
関大のスタバは朝が空いていていい。9時前だから学生もいない。店内も落ち着いていて騒がしくない。いい朝さ。
コールドブリューは、冷たい brew つまり醸造という意味だな。水出しコーヒーをかっこよくいうと、新しいものに感じるなぁ。水出しってカフェインがよく溶け出して、香りもスキッとしていて。アイスコーヒーは酸味が強くなるから、スキットするな。スタバカードで購入し、飲んでみたらやっぱり美味しかった。いい朝だ。
コールドブリューはちょっと高い。手間(抽出時間がかかる。前日から置いているんだろうか?)し、粉も多く必要だろう。仕方がない。でも、50円ぐらいの価格差だから、こっちがいいと思った。

Step2. 主張リストを作る

ランダム、連想でアウトプットした内容を参考に「主張リスト」を作ります。主張とは「伝えたいこと」「重要なこと」「印象的なこと」です。主観で構いません。様々な取り出し方があるため、同じ文章からでも、様々な主張リストが取り出せます。

一文一文「要するに?」と問いながら考えてみましょう。あるいは、最も印象的なキーワードを取り出すことでも構いません。いろんなやり方を試してみることが大事です。

5 – 6の主張リストは、A4 1枚分ほどの文章になります。文章の長さの目安にしてください。

以下が、上記の「小学生の日記」から取り出した主張リストです。

- 蒸し暑い時は、アイスコーヒーが良い
- アイスコーヒーの中でもコールドブリューが美味しい
- コールドブリューは普通のコーヒーとは作り方が違う
- コールドブリューは味がすっきりしている
- 大学内のスタバは「9時前(始業前)」がいい

Step3. 一番伝えたいことを決める

上記の主張リストを参考に「伝えたいこと」を決めます。伝えたいことを決める方法は、

の2つがあります。

今回は、以下にしました。

是非、コールドブリューを試してほしい

Step4. 主張リストの構造を決める

伝えたいことが決まれば、「伝えたいこと」が伝わるように主張リストの構成を考えます。上から下に主張リストの箇条書きを読めば、言いたいことが伝わることを目指して、作ってみましょう(試行錯誤してください)。

以下の箇条書きを参考に、主張リストの「構造」を作ってください。

今回は、以下のようにしました。

1. コールドブリューって知ってる?
2. コールドブリューは作り方が違う
3. コールドブリューは味が違う
4. コールドブリューは高いがその価値がある
5. 関大スタバで味わうなら朝一

Step5. パラグラフ・ライティングする

上記の構成された主張リストに従ってパラグラフ・ライティングをします。まず、主張を書きます。その主張を支持する、補足する文章を続けます。必要に応じて、調査して知識を保管して書きます。

パラグラフライティングの例は、以下の通りです。

コールドブリューをご存知ですか?コーヒーを入れる方法の1つで、日本語では水出しコーヒーと呼ばれています。ちなみに、ブリューはbrewと表記し、醸造するなどの意味があります。

パラグラフを作るときは、以下の3つのポイントを抑えるようにします。

  1. まず主張を書く。その後に補足、支持文章を続ける
  2. 1パラグラフ、1トピック(1主張)
  3. 各段落の1行目だけを上から下に読めば意味が通じる(達成済みでしょう)

上記の構成された主張リスト通りに書いた例が以下です。主張を裏付ける、補強するエピソード、知識、情報を調べて補強することがポイントです。

コールドブリューをご存知ですか?コーヒーを入れる方法の1つで、日本語では水出しコーヒーと呼ばれています。ちなみに、ブリューはbrewと表記し、醸造するなどの意味があります。

コールドブリューは通常と違う作り方をします。通常コーヒーは90度以上の高熱でお湯を注ぎ、コーヒー内の油分を溶かして、抽出します。抽出する間に揮発する独特の香ばしい香りのことを「アロマ」といいます。コールドブリューは、お湯ではなく水を使って抽出します。熱湯のように即時にコーヒー成分を抽出できません。数時間、コーヒーをつけることで、ゆっくりと成分を取り出す方法です。

水で抽出すると、味が大きく変わります。水に浸すことによって、カフェイン成分がしっかりとでます。また、長い時間をかけて抽出するため、ほのかな香りが染み出します。カフェインとほのかな香りによって、すきっとした味わいになり、酸味が強くでます。

コールドブリューは割高ですが、その価値があります。コールドブリューは数時間の抽出時間を要するため手間がかかり、豆も通常よりも必要とするため、コストがかかります。結果、通常のコーヒーよりも割高になります。それでも、今までにないコーヒーを味わえるので一度は飲んでみてほしいです。

ところで、関大スタバは朝一がおすすめです。スタバは8時には開店しています。午前中は、学生もほとんどこず、席もガラガラで静かです。朝のすきっとした空間で、すきっとしたコールドブリューを味わってください。きっと、あさから気分爽快で活動が始められるはずです。

Step6. パラグラフを洗練させる

それぞれのパラグラフを「洗練」させます。以下の5つのガイドラインで洗練させると良いです。慣れてくれば、自分なりの「ガイドライン」を作ると良いです。

例えば、

-- Before --
コールドブリューは割高ですが、その価値があります。コールドブリューは数時間の抽出時間を要するため手間がかかり、豆も通常よりも必要とするため、コストがかかります。結果、通常のコーヒーよりも割高になります。それでも、今までにないコーヒーを味わえるので一度は飲んでみてほしいです。

-- After --
コールドブリューは割高ですが、その価値があります。水出し抽出するには、通常6時間以上かかります。熱湯でドリップする場合よりも、多くのコーヒー豆を消費します。結果、割り増し価格になります。しかし、蒸暑い夏にスキッとしたコールドブリューは、仕事前の気付にピッタリです。

是非、一度味わってみてください。

Step7. メタ振り返り

以上のステップ全体を振り返ります。メタな視点、一つ上の視点から振り返りを行います。今回のライティング・プロセスについて

を考えます。


文章に苦手意識がある方も、以上のステップを参考にすれば、短時間で文章が大きく改善されます。

まずは、昨日の出来事をパラグラフライティングするなど、小さなステップから始めてください。

なお、書くことを楽しむことが一番大切です。
楽しんで書いていきましょう!

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