ファシリテーション・レジュメ

🔎探求するように学ぶというコンセプト

こんにちは
toiee Lab 亀田です。

学習理論から考える、学ぶヒントをお届けします。

タイトルの通りですが「探求する」というコンセプトです。

学べない人と、学べる人の決定的な違い

スクラム(チーム学習)、大学の授業、社内、そして自分自身を観察すると

は、大抵パターンがあります。

よく学べているときは、「よい探求」ができています。あるいは、「探求する姿勢」ができています。一方で、学べない人、学べないときは「焦って」「すぐ答え」という姿勢、考え方になっています。しかも、繰り返せばわかるようになると思っていることもあります。

いま必要のないことまで、学ぶ

「要するに、なにをしたらいいの?」
「忙しいんだから、早く結論を言え」

と、いま思っているなら、ちょっとだけ落ち着いてください。必要のないことまで、学ぶことは、探求と密接な関係があります。

私たちは「いますぐ」と焦って、高度な知識体系を学ぶことに挫折します。料理ひとつとっても、毎日、毎日つくることになります。料理のレシピは、いくつも覚えないといけません。

つまり、レシピをみて「簡単楽々」につくることは、短期的にみたら問題を解決しているように見えますが、長期的にはなにも解決していません。毎食3から4の品を出すとします。その度にレシピをみて作っていたら、日が暮れます。

また、レシピはあくまでも参考です。南瓜の大きさも、甘さも、硬さも季節によって違います。味見をして調整することが必要です。時には砂糖ではなく、塩をいれるとよいときがあります。醤油だでけではなく、塩を足すことも必要かもしれません。

つまり、「基本」を学ぶことが必要です。レシピには現れない基本を学ぶことが必要です。この基本は「探求すること」でよく学べます。すると、その探求力がレシピをみてつくる時にも発揮されます。

探求は「問い」を伴います。「問い」は、解決されない疑問を探し続けるように脳にストックされます。すると、何かを作っている時に「あ、あれと組み合わせたら・・・」など、発想が湧いたりします。

サーバーで苦しむ人々

別の例で考えてみましょう。

サーバーについて詳しくなりたいとします。サーバーとは、24時間稼働し続けて、Webページを表示(ブラウザからの要求に応答すること)し続けたり、メールを受信したり、メールを送信する仕事を専門とするコンピューターのことです。

一昔前は、初期費用30万円、月額3万円を払わないと、サーバーを自分で管理することはできませんでした。ところが、今は「VPS(Virtual Private Server)」という技術のおかげで、初期費用0、月額1,000円で、自分専用のサーバーが持てます。

持ってなにがうれしいの?と思うかもしれません。

WordPressで、製作代行を行うと、相手が詳しい人でない限り「サーバー管理もお願いしたい」と言われます。レンタルサーバーで又貸しは、原則禁止です。もし、コストを抑えつつ、高速表示などしたければ、VPSを使うとよいです。

なんにせよ、VPSを使いたいとします。

VPSを学びたいとなったとき、二つのパターンがあります。

あるいは、両方の感情があり、割合が違うのかもしれません。

焦った気持ちが多いと「ハウツー」を求めます。それ自体は悪くありませんが、その後の行動に問題があります。まず、ハウツーの集めかたがわるいです。VPSは何か?を考えてから、集めるべきです。

つまり、たくさんの疑問をあげます。

それらを時間を作って(とはいっても、15分ぐらい)調べます。このとき、調べかたも工夫をします。よい情報を得られそうなサイトの見分けかたを自分なりに考えます。そうしないと、Googleの上にあったから・・・という理由で選んでしまいます。

ITは大きな分野です。したがって、IT系の情報発信をするメディアが多数あります。そこではプロのライターや、現役エンジニアが執筆した記事があります。この記事は編集によってチェックされているので、クオリティが高いです。こういったサイトを優先して情報を調べればよいです。

そうやって、VPSの情報を集めると、「なぜ安いのか?」などがわかってきます。そうこうしていると、「サーバー管理って分野を学べばいいんだな」とわかります。

つまり、何を学べばよいか?を選定する必要があります。それをまずやります。

サーバー管理を学ぶ方法を検討する

ついつい、Google で

「さくらVPS Kusanagi WordPress」

と検索して、ずらっとでた検索結果の中から「こうやったらOK」という記事を探したくなります。それをぐっとこらえることが重要です。子供が「なぞなぞの答え、いうのまってー。いわないでー!」という感じです。

最終的な答えを得る前に、

と疑問をもって、何を学ぶのかを考えます。そして次に「どう学ぶか?」を考えます。

例えば、「ハウツーを実行して」学んでみるのか、それとも「もうちょっと仕組みを調べるのか?」です。

ハウツーを実行して学ぶ方法は、注意が必要です。以下のようにすればよいとおもいます。

  1. ハウツーをとりあえず実行してみる
  2. 違う環境、条件でハウツーをやってみる
  3. とにかく、何回も、何回もやってみる
  4. ときどき「この作業って、何を意味しているの?」と調べてみる

つまり「4」に示すように、「探求」を必ずいれることが必要です。とはいえ、できちゃったからいいやーとしやすいです。そうならないためにも、「しっかりと問い」を出すことです。書き出したり、整理しておくと、気になって調べたりします。

私の場合、ToDoリストに「必要ないんだけど、気になっていて、調べたいことリスト」を作っています。暇なとき、検索したり、本を買います。

ときどき、「なんで、こんな本を読んでいるんですか?」って聞かれます。趣味と一言で答えるようにしています。それは「問いの答えを探して、遊んでいる」だけです。

さて、もう一つのアプローチを紹介します。それは「体系的な知識」を「体系的に学ぶ」と呼んでいる方法です。

体系的な知識を、体系的に学ぶ

体系とはなにか?などから説明したいですが、話がややこしいので割愛します。別のところで説明します。そろそろ、記事がながいから飽きてきていると思います。

体系知識とは「ちゃんとロジックが繋がって、しっかりしている」と思ってください。裏側のことまで触れているものと思ってもらえばOKです。ハウツーじゃない、ちゃんとしているという理解でもOKです。

体系的知識を、インターネットで探すのは難しいです。おそらく需要の違いだとおもいます。インターネットは「即時」を求めます。どうしても、ハウツーが検索されやすいです。

そこで、インターネットではなく「書店」や「図書館」に行きます。つまり、書籍をあたることです。とても大事なことです。オンラインコースなどは、ほとんどハウツーです。体系的知識は「本」という媒体になっていることがほとんどです。

本屋、図書館にいって「初心者向けの本を斜め読みし、物色します(どれを買おうかなと)」。次に、難しい本を手にとります。難しい本をめくりながら、これを理解するのに役立ちそうな初心者の本ってどれだ?と考えます。

ここで正解はありません。絵が好きな人は、絵がたっぷりあるものが良いかもしれません。例え話がたくさんあるとうれしい人は、字が多いけど例えが多いものがよいかもしれません。学ぶ知識の種類にもよるでしょう。

失敗してもいいのです。

「これが良さそう。なぜならば・・・」と考えて選べば、仮にうまく学べなくても、「次の一手」が考えられます。これが「先生がオススメしたから」という理由で選んでいたら、学べなかったとき、次の一手が思いつかない(つきづらい)です。

先生に「学べませんでした」って、いえる人は案外いませんし。

探求する

書籍を斜め読みしたり、難しいものと、簡単なものを行き来したり、ハウツーをやってみたりと、ごちゃごちゃに行動します。これを「体系的散逸的学習」と読んでいる論文がありました。あの手この手ってことです。

そんなこんなをしながら、振り返りをする。つまり、「この学び方でいいのか?」「もうちょっと違うアプローチはないか?」など考えます。そうやってメタ探求型学習をすれば、どんどん深入りしていきます。

そして、余計なことまで学びます。

余計なことまで、学んだら、それは、この先のどこかで、あなたを助けてくれます。他の知識を得る時に役立ちます。とことん、しっかり学べば、

という素地ができあがります。

子供達には、もっと遠回りをしてほしい

私は、いつも子供たちには、遠回りをする学習をしてほしいと思っています。テストの点数なんて無視して、余計なことをたくさん覚えて、探求してほしいとおもっています。

今の学校は、ものごとを分割しすぎです。分割するだけでなく、途中でテストをして確認します。それに合格していなければ、親も巻き込み「まずいですよ」となって、子供達を狭い場所に閉じ込めます。

そうではなく、彼らが興味をもったものを、とことん深く探求できるように支援します。たくさんの疑問をもたせ、疑問を一緒に出して、いろんなものに触れることが大切です。

子供達が興味をしめす現実は、とても複雑です。それらを読み解こうとすれば、膨大な知識が必要です。それらを引き当てる「フック」こそ、問いです。問いをたくさん出して、学ぶことが大切です。

このように「探求して、自分で知識の体系を生み出す」ような学び方を、小さい頃からずっと続けることが大切です。そもそも、そのようなことが得意なように、私たち人間はつくられています。幼稚園児の学び方を洗練させれば良いのです。

大人は、ハイブリッドしましょう

では、大人もそうすればいいのか?というと、ちょっと難しいです。理想は、結果無視で、脱線しまくって欲しいですが、仕事で成果をあげなければなりません。

したがって「ハイブリッド」が必要です。

ということです。

それがスクラム教材であり、ミニスクラムです。そして、継続的に学ぶことを支援するのが「ラーニング・コミュニティ」です。

チームでなら、探求は楽しくなります。

機会があれば、是非、私たちと一緒に「探求」しましょう!

追伸 :

本当は、教材なんて作らず、上記の「探求型学習で、各自で勝手に情報を集めて、みんなでシェアしながら学ぶ」という、遠回り大作戦をしたいのです。

1度でいいので、何かの分野で「体系的知識を、体系的に学ぶ」ということを通じて、高いレベルに到達できたら、自信が尽きます。ハイブリッド型や、ハウツーを学ぶときにも、アプローチが変わってきます。

そんな「先進的なチーム学習」をやりたいなーと、フツフツと思っています。

そんな企画をしたら、参加したい人はいるでしょうか?
もし、やってみたい!と思う方は、是非このページの下部からコメントをください。

では、また。

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